"Slow Airs #4" (2016) | 藤田明 鉛筆画作品集 empty colours (AKIRA FUJITA) pencil drawings "grayscale"

2016/08/01(Mon)-29(Mon) 11:00〜19:00 ラストオーダー18:00
Cafe Scene〔静岡県浜松市〕火曜・水曜定休
※8/15(Mon)は17:00まで（ラストオーダー 16:00）、8/18(Thu)は臨時休業

【追記】
会期中の8/20(土)と27(土)の10:00〜12:00、特別講座「フロッタージュ体験教室」を開催いたします！
ワンドリンク・ケーキセット付きでお一人様¥1,500です。要予約。
告知DMハガキ〔作品は「空を飛ぶ夢 (2)」2015年作品〕

ギャラリーコーナーのあるステキなカフェで2年ぶり4回目の個展

浜松市のカフェ「Scene (シーン)」さんでは、"Slow Air"展(2006年)、"Slow Air #2"展(2007年)、"Slow Air #3"展(2014年)に続いて、4回目の個展となります。規模の大小の違いはありますが通算で30回目の個展となります。

「エア」とは英語で「空気」という意味もありますが、アイリッシュ音楽でノン・ビートの静かな器楽曲のことを「Air」といいます。アイルランド音楽にはジグとかリールといったダンス音楽もありますが、僕は瞑想的なエアが好き。今回はその「第4番」ってとこです。

「鉛筆にもまだ、出来ることがある..」

今回もまた、個展に出品する作品を作るため使うために、いろいろな鉛筆製品を東京や海外の画材商などから仕入れてきました。普通の木軸の鉛筆はやっぱり手に馴染んで良いですね。木の鉛筆はもちろん、ホルダー式の鉛筆、水で溶ける水彩鉛筆、黒鉛粉や黒鉛のパテやスティックなど、鉛筆の芯と同じ黒鉛（グラファイト：炭素の結晶）ベースの画材は広義の「鉛筆」と考えていろいろ試しています。

鉛筆は持ち方や削り方、紙との相性や技法で、得られる効果が異なってくることで、思いもかけない効果が現れることがあります。鉛筆の「黒」は、木炭や墨、インクやパステルや絵の具の「黒」とは、全然色味も性質も違うので混ぜては使いません。でも、まだまだ「鉛筆」で出来ることがあると考えています。

本展のために描き下ろした新作14点を始め、これまでの作品からのチョイスを加えた全23点で構成する予定です。今回もどうぞお楽しみに！

特別企画「フロッタージュ frottage」体験講座〔8/20(土)、27(土) 10:00〜12:00〕

「フロッタージュ frottage」とは、凹凸のあるものの表面に紙を置き、その上から鉛筆などでこすることで表面の模様を写し取る美術技法のことです。

20 世紀に活躍したシュルレアリスムを代表するドイツの芸術家 マックス・エルンスト Max Ernstが作品制作に活用して有名にしました。

エルンストはその生涯に渡ってフロッタージュだけでなく、様々な技法を考案し、偶然の効果と無意識
の創造力から誰も観たことのない作品を創り続け、視覚芸術に革命をもたらしました。
私、藤田明が最も敬愛し、影響を受けた偉大な巨匠のひとりです。

経験不問、道具など何も持参していただく必要はありません。必要なのは想像力だけ！
あなたもフロッタージュで何か描いてみませんか？

★詳細はこちら
「フロッタージュ frottage」体験講座 お知らせフライヤー ダウンロード [PDF 951KB]

●参加費：お一人様 ¥1,500　ワンドリンク・ケーキセット付
●持ち物：画材や材料は当方で用意いたしますので、手ぶらでのご参加で大丈夫です。
●要予約：当日の飛び入り参加も歓迎ですが、事前にご予約いただけると大変助かります。
　　　　　会場のシーン Sceneさんにご連絡ください。〔電話：053-472-0064〕